主 2018-05-19 00:25:47 ID:6c097ff19 |
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>92 エルティア
(ふと近くに人の気配を感じ、息を潜めて様子を窺う。すると、ちらりと美しい黒髪とワンピースの端が見えて、即座にとある一人の人物の顔が浮かんだ)
エルティア……⁉ エルティア、なのか……?
(人影の元に、慌てて駆け寄よろうとする、が。顔が見えるには少し遠い距離で、速度を失う。いったい、自分はどんな顔をして彼女に会えばいいのだろう? 俺は今、彼女を狙う立場の悪魔で。それでなくても、俺は。もう数えるのも難しい、長い長い年月の間、彼女がここに囚われている事を知りながら、見て見ぬふりをしてきたと言うのに。
風が木々の隙間を通り過ぎてゆく音がやけに大きく聞こえ、空の雲はさらに重さを増したように思え。足は完全に、止まってしまっていた)
(/絡んでくださりありがとうございます!
そしてこちらこそ、私得でしかない知り合い設定を快く了承してくださり本当に有り難く思っております!
プロフィールに書き忘れてしまったので、しつこいかもしれませんが念のため。シオンの方はエルティアの記憶が消えていることを知らないということになっております。
これからもどうぞよろしくお願いします。)
>94 ノア
(頭を下げ礼を言う目の前の相手に、酷い罪悪感に襲われ、それを隠すのにかなりの精神力を要した。隠しきれていたかは分からない。
ああ、何を馬鹿なことを考えていたんだろう、と先程までの自分の考えを振り払う。天使の相手で手一杯なのに、さらに悪魔とも敵対する余裕などどこにも無い。でも同時に、悪魔の誰かがエルティアに危害を加えそうになれば躊躇わず悪魔側と敵対する覚悟も決めた。後先のことなど塵ほども考えてはいないけれど。
そんな明らかな裏切りを画策しながらも、なんでもない風を装って、目の前の相手と話す。ああ、吐き気がする。俺に腹芸などつくづく向いていないと思う。)
というかなんでこんなところで寝てたんだ? 道に迷いでもしたか? …………いやまあ、俺も人のことは言えないけど。
>95 アルフ・ワーズワース
(突然かけられた声に顔を上げる。暗くて気が付かなかったが、木々の間から見えるそこはベランダの様で。
そこに立って俺に声をかけてきたのは、確かエルティアの双子の兄、だったはずだ。大昔の薄れゆく記憶と顔を照らし合わせて、そう結論付ける。
なるほど、目的の城はここで間違いないようだ、と思いつつ、さてなんと言い逃れすればいいのだろうと考える。厄介なのは目的を言い当てられている所だ。エルティアと会ってどうするか決めていない、とりあえず会うだけ会ってみる、というのは確かに密会と言えば密会だろう。
なんと答えるか。悩みに悩んで末、結局。)
貴方の許可を取れば会わせていただけるのですか?
(出てきた言葉は、そんな、なんの捻りも無いもので。もともと俺に舌先三寸で何とかするなんて無理な話だ、と自棄になりつつ、相手の返事を待つ。勿論、OKを貰えるなどと甘い考えはしておらず。自分は忌み姫を狙う悪魔な上、彼からすればエルティアに付く悪い虫でもあるだろうし)
(/こちらこそ絡んでいただきありがとうございます!
これからどうぞよろしくお願いします)
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