主 2018-05-19 00:25:47 ID:6c097ff19 |
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アルフ兄様
おわわっ…アル兄か…驚かさないでよぉ…うぅ…別に、服を片付け無かった位で僕たちは死にやしないんでしょ?あと僕の事、老婆よりも老いてるだなんて言わないでよっ、僕は列挙とした乙女なんだからね!…多分…。
(着替え終わり、此れから散歩へ行こうか、と思ったのもつかの間、聞き覚えのある…いやそれよりも少し低いか、そんな声が飛んできて、体が跳ね上がる。その内容を聞いたとたん、顔をげんなりとさせ、まだ結んでいない髪をわたつかせながら、上記を述べてぷりぷりと幼児の様に怒る。顔が近くなった途端、心臓がそれを求めるかの様に、ドクンッと大きく脈打つのを無視して、話し続ける。兄が少し悲しそうな顔をして、距離を置いたのが分かり、ホッとするのと同時に凄く心が痛くなった。まだ、さっきの胸の高鳴りは収まりつつあるがドクドクっと大きく脈打っていたが、心臓を引きちぎりたいほどにむず痒い表情を浮かべると、それを兄からは隠すように顔を俯けて、クローゼットを開けパタンとドアを締める。窓から差し込む薄暗い光を頼りに寝間着を掴むと、ドアに寄りかかり、ズルズルとしゃがみこむ。過呼吸になりかけの喉と少し火照った顔を沈めるように、ヒューヒューと音を立てて深呼吸を繰り返し、落ち着くのを待って、呼吸が楽になれば、立って、少しジャンプをして、ドアの横に置いてある大きな鏡でニコリと自分に笑いかけて、自分の頬に涙が伝っているのに気付き、少しここにいようと先程の様にドアに凭れて。)
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