受付 2018-05-18 19:58:36 |
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>椛澤
──…うわっ、あっ、なん…っ!?
(拾って棚に戻すだけだ、何の下心も無い、と無意味に自分自身に言い訳しながら下心満々で手を伸ばした時、軽快な音を立てて今までそこにあった本が消え。代わりに横たわるのは何度か見掛けた事のある白髪が印象的な青年で、その彼に触れようとしていたという現状を理解するまでに少々時間を要し。酷く眠たげに開かれた瞼の隙間からグレーの瞳が見えると、目が合ってしまった事にいよいよ思考は混乱を極め細く紡がれる言葉は一言も頭に入って来ておらず。数秒後漸くハッとして飛び退くと、意味を為さない短い声を発しながら、うっかり自分が実体を持ったままであるのを失念して物体を擦り抜けるつもりで後退し。当然背後にあった机に強かに腰を打ち付ける結果となり、衝撃のまま声も無くその場にへたり込むと涙目で腰を擦り)
…いってぇ…。
>村社
…いや、今日は何となく…月明かりが綺麗だったから、少し見に来ただけだ。
(謝罪の声に悪びれた様子が無い事が些か不満ではあるものの、視界から眩しい光が無くなった事に免じて何も言わない事にし。問い掛けには視線を横へ流し少し前まで立っていた場所を指すと、そこに設置されている窓からぼんやりと差し込む月明りを見詰めながら答え。しかし先程から妙な居心地の悪さを感じており、一体何なのだと相手を見ればその目に無遠慮に自分が映されている事に気付いて。この図書館で見掛けるのは大切にされている綺麗な本ばかり。薄汚れていては目を引くのだろうと勝手に悪い方向へ解釈すると、その視線から逃れるべくわざと相手の体を擦り抜けて背後に回り込み背を向けたまま不愉快気に告げ)
何だよ、ジロジロ見んな。
>ベルメリオ
──!!
(行き交う本達をぼんやりと眺めていた最中、ふと視界に入った目立つ赤い色に気が付かないはずがなく。このだだっ広い図書館ので知らない本は居ないのではないかという程様々な本達と親し気に接しているのをよく見掛けており、正にきらきらと輝いて見える相手が直ぐ近くに居るとなっては黙っていられず。息を呑みながらずるずるとその場に座り込めば、透ける体を駆使して本棚の中に身を隠し。それでも互いの間に生じている距離は極僅か、頭上から独り言らしき声が聞こえて来るとそろりと顔を上げて下から相手を見遣り。風邪の噂によると、相手の中身は英雄譚であるらしい。内容に違わず目を引く凛々しい立ち姿に見入っていると「うわぁ…」と無意識に高揚感の滲んだ声を漏らしてしまい)
(/此方こそ、参加許可をくださりありがとうございます!雄々しさの中に無邪気さがあり魅力的な息子様に早速怪しい言動をしてしまっておりますが、よろしければお相手お願い致します!)
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