匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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奏音「ありがとうございます、私はどこも怪我していないので大丈夫ですよ。…ふふ、良いんですよ。困った時は助け合う、それだけですから…おや、良いんですか?後でいただきますね」
(自分に気をつかってくれる玲士に感謝しつつ、自分も無事な事を伝えていると、不意に兄弟の言い合いが聞こえてきて思わずふふ、と笑ってしまう。少し恥ずかしそうに感謝の言葉を述べているように見える玲士に当然の事をしたまで、と柔らかく笑んでから飴を受け取ると、改めて2人を交互に見つめる。こんな風に言い合える相手が居てくれたら…としんみりしていると、玲士が燈の方へ近寄るのが見え)
「……寂しいですけど、仕方ないですよね…さよならとは言いません。また来てくださいね、」
(玲士が燈に声をかけるのを見てはハッとしたように目を見開く。寂しいけれど仕方ない、彼らにも帰る場所はあるわけで、きっと両親も心配しているはず。引き留めたい気持ちを抑えて、また近い内に会える事を祈りながら笑顔を向けると、両親の元へ帰る2人を一旦見送ろうと静かに手を振りながら、また来て欲しいと声をかけて)
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アリシア「おー、ここが例のお屋敷!なかなか良い所だね~」
(暫くしてから現れた金髪の魔法使いは、傍らにメイを連れて屋敷に入ると、広い部屋を見回しながらおぉー!と声をあげながらはしゃいでおり、周りの事など目に入っていない様子で)
????「アリシア、そんなにはしゃいでしまってはまるで子供みたいですよ…もう少し落ち着きなさい。失礼、私はクラウスと申します。隣ではしゃいでいるのがアリシア…魔法使いですね。…素晴らしい!この屋敷は全体が輝いている…この屋敷がとても大切にされているのを感じますよ…!」
「…っと、そうでした。私達はそれぞれ目的があって来たのです。私の目的は…」
(一方、黒と灰色の髪に赤い目をした男が子供に言い聞かせるように話しかけながら屋敷の中へと入ってくると、近くに居た人達に胸に手を当てながら自己紹介した後、手入れされて綺麗な屋敷に感嘆の声を上げる。メイをちらりと見やってからここに来た理由を軽く説明すると、ヴァンの方へと歩いていき)
「さぁ、帰りますよ。ヴァン先輩、何も言わずに居なくなるから心配しましたよ…」
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