匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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燈(ともり)「ワっ、」
玲士(れいじ)「……。」
(人質になってしまった子を見るとその場が騒然となり、その子の米噛みには銃が突き付けられていて。ビリビリと空気を振動して伝う咆哮に吃驚しつつも鳴の作戦が佳境を呼び、八方塞がりになる黒服の一人を見つめながら鳴や隣の兄(玲士)を焦った涙目で見つめ)
燈(ともり)「玲士っ…!アノ子(ひとみさん)、銃っ、突キ付ケラレテ…、」
玲士(れいじ)「そうだな。」
燈(ともり)「オ願イっ…!助ケテアゲテっ…、玲士ノ方ガ瞬足(しゅんそく)、速イっ…」
玲士(れいじ)「何で俺が…、俺には関係ない。」
(静観を決め込んでいた玲士に燈は助けを求め、"は?"といった顔で弟に冷めた目を向ける玲士は燈の紅い瞳が涙目になっているのを見てしまい。弟を泣かせているようでグッと堪えながら面倒臭そうに構えると中脇差しの鍔を弾き、スッとその場から掻き消えて)
玲士(れいじ)「これでいいだろっ、後は自分達かそこの女(鳴)で何とかしろっ。」
(消えたかと思えば黒服の構えていた銃口の先を脇差しの切っ先でポロっと切り落とし、この男が他に武器を所持しているかまでは責任を持てない為か弟の燈へと転機を叫んで)
燈(ともり)「玲士っ…アリガトウ!…スゥ、パンドレムサンっ…!!アノ子ヲ、助ケテアゲテっ…!!」
(彼が構えている武器を失った今、他の武器を取り出すかひとみさんを連れて誘拐する前に。彼にとっての四面楚歌を見事に造り出した鳴とメイ(と謎の人)、先ず発砲不可にしてくれた兄に感謝しながらこの屋敷の守護者であるパンドレムさんの名前を叫んで)
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