匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
通報 |
>燈
灰谷「…は~……。おや、もう眠ってしまいましたか。ふふ、おやすみなさい…」
(燈が布団の中へ潜り込んできたところでテントを閉じ、やがて腕の中へ収まろうと胸元に頬を当ててくる彼女の脇に腕を通すと、こちらからはぎゅっと抱きしめては頭で蓋をして収めてしまい。小さな子供の暖かい体温がじわりじわりと伝わってきて身体がちゃんと暖まっていくと同時に心が満たされるのを感じる。時折当たる吐息がなんだかくすぐったくて時折吐息で笑ってしまう。さて、今こうして抱き締められている彼女はどうかと反応を聞こうかと思ったが、その彼女は既に心地よさそうに深い眠りに落ちており、聞くまでもなかったらしいと安堵を覚えながらくすりとして。せめて、気兼ねなく帰れる場所がまだある燈はしっかりと帰してあげなくては。抱き締める力を少しだけ強め、燈の背中をぽんぽんと優しい力で叩く彼女は、再び密かに決意するのだった。)
(…そうだ。燈がすっかり深い眠りについてしまっていて気がつかないことをいいことに灰谷は狼と化すと、彼女が更に暖まるようにと布団の中で身体を丸めて彼女を包み込んでしまい。そしてそれからは灰谷自身も、数回寝息を立てては深い眠りに落ちて静かになった。)
トピック検索 |