匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>燈
灰谷「…はい、ごちそうさまでした。燈さ…」
(行儀よくごちそうさま、と伝える燈に続いて自分も手を合わせ、ごちそうさまと言い。普段食事はとても無機質に済ませてしまうから、こうして誰かと共にする食卓はとても暖かく幸せに思うのだった。その後過ぎるのはひとみのことで。なるほど…。これは確かに…。彼女が無理に笑っている事が目立つのは気がかりで、やがて本当に笑えるように、少しでも早く苦しみから解き放たれるために今日必ずフランと話をしなくては…。その後燈を椅子から降ろさなくては、と考えた時その燈が、こちらを一瞬見たあと自分で椅子を降りたのを気後れしつつ一瞬見送り)
「先程のことなら…気にしなくていいですよ。私は身体が少々丈夫でして、あれくらいはなんでもありませんから…。」
「…私、普段は旅人をしています。するとどうしても一人でいる事が多くて…。だから、先程のようにあなたや他の方が一緒にいてくれて、頼ってくれるのが凄く嬉しいんですよ。だから…、遠慮なく頼って下さいね。」
(一瞬気後れしたが、会ったばかりとはいえ自分を頼ってくれていた彼女が、眉を下げ突然一人で行ってしまったことが気がかりのため、急いで後をついて行き。着いた先は台所で、彼女は皿洗いをしていた。進んで手伝いをする彼女の背中は、そのまま彼女の両親を思わせる。さりげなく隣に立つと、自分も皿洗いを始めて。彼女のために誤魔化しきるつもりだったが、それはかえって彼女を心配させてしまう原因になってしまったようだ。スポンジが皿を擦る音、水が流れる音だけが聞こえる中、静かに自分の話を始めて)
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