匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
通報 |
>ひとみ
灰谷「………」
「…ただの人狼である私に…何が出来るかは分かりませんが、せめて…、せめて。あなたにとってのほんの少しの間には、苦しみを和らげる存在となりましょう。私に出来るのは、できるだけ寄り添うことの他にありませんから…」
(話を黙って聞いていると、自分の影から瞳が消えるのを見送り。…それからは顔を見上げて、小さな窓の中で淡く光る月を眺めているだけだった。ため息をこぼすと、ふとそんなことを呟く。ひとみにとっての一瞬しか生きられない自分ができるのはそれしかない。さて、それはそうと私は人狼である。そういえば先程まで狼になるとか、遠吠えがしたいとか考えていたような。では、手始めに彼女のために『自分はここにいる』と示す遠吠えをしよう。息を深く吸い込む。)
「…ワオーーーーーーーン……。」
(窓を開け、思いっきり遠吠えをし。透明感があり、それでいて優しく伸びやかな高音が部屋と空に響く。口を閉じてふぅ、吐息を軽くつくと窓を閉めてベッドに座り)
トピック検索 |