変人ギルドの異常な日常 （ ほのぼの / 途中参加大歓迎 ）

《 ギルドについて （ 世界設定 ）》
１００年前、世界に突如、『 魔王 』と名乗る、魔物を従える王が現れた。『 魔王 』は今まで脳を持たなかった魔物達に戦略を与え世界征服を目論んだ。３０年もの月日をこの世界で過ごせば、冒険者達も強くなるもので、いよいよ、『 魔王 』は、封印された。しかし、魔物は劣ることを知らず７０年たった今でも、『 魔王 』の廃城がある森を中心に勢力を誇っている。それらを討伐する為にその森の周辺には『 冒険者ギルド 』が点在する。

このギルドが『 変人ギルド 』と呼ばれる所以、それはギルドマスターにある。彼は、面倒臭がりである。ギルドメンバーの広告には、入団条件がほぼ記されていない。そして、試験もない。だから彼は変わっていると、言われる。しかし、彼は優しい。魔物による被害がそれほど大きくないこの時代では、ギルド同士での争いが多かった。良い仕事をすればするほど、国から評価が得られる。それ故に、冒険者ギルドではより強い人材が求められている。なので、入団拒否もある中、希望者はほぼ断らないというこのギルドは、変わっていると言われながらも支持を集めている。そんな、ギルドは変人も集めるわけである。