半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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嫌いではないくせに。( 相手の反応の良さに満足げに口角を上げちゅ、と手の甲へ口付けて )
…もし、俺が約束を破ったら?( ほっと息を吐き試すように目を細め )
( 濡れた体で男は本丸へと戻り、自らの執務室へと戻ろうとする道すがら。前方に、其処に居るはずのない刀――先程蔵に閉じ込めたはずの刀が一振り、布を纏って何やら慎重な足取りで本丸内を彷徨っている姿を発見し。気配からして自身の刀ではないことを咄嗟に判断すれば男は敵意に満ちた鋭い声で相手を呼び止める。大方、彼の分霊である国広が心配でやってきた昨晩の招かれざる客人だろう )――また、脚を斬られにやって来たのか?
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