♡ 2018-04-01 01:53:27 |
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( 今までも彼が自分の友人である詩乃と話しているところはもう何回も見ているはずである。その二人が一緒にいても何も思わないし、むしろ好きな人同士が仲良くしてくれて微笑ましさすら感じているのだ。それなのにその一緒にいる対象が彼と同級生の女子となっただけでどうして感じたこともない初めての感情に襲われているのだろう。自分がいつも通りに声をかけられなかったのも、彼と女子の立ち並ぶ姿に嫌悪感を覚えたのも、全部が分からない。分からないことや思ったことは直ぐにいつも伝えていたのにそれすらも何故か躊躇われる。変なものでも食べてしまったのか。どうにも出来ない感情にこのまま振り回されるわけにもいかない、と思いたてば彼とのトーク画面を開き、『今日一緒に帰りたい』とメッセージを送信、その後にお願いしますと懇願している最近好きになったクロミの天敵、マイメロのスタンプを送って。依然としてひと言も発しない自分に周りは騒然とし始め。)
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( あからさまに明らむ彼女の表情。自分が来た事で明るくなる彼女の表情に喜ばずしていられるだろうか。流れるように繋がれた手と手。オレらの繋ぎ方はこっちでしょ、とでも言うように指を絡ませしっかり恋人繋ぎに繋ぎ直し、また先ほどの喜びを表すようにぎゅっと強く握り返し。一方で可愛らしい女の子に会えたことでオタク全開丸出しに彼女の妹へ抱き着き可愛いね、お姉さんがなんでも買ってあげるよ!という言葉を何度も繰り返している自分の姉のことは見なかったことにしようと視線を逸らし。彼女と来る機会は何度もあれどこうして姉弟で来るのも久しぶりのことである。大きくなってからはお互い別々で行くことが多かったので、姉のハイテンションを見るのも久々で。様々なお店が立ち並ぶ通りを談笑しながら過ぎれば見えてくるその建物に自分のテンションも上がっていくわけで。)おー見えてきたきた「どうしよう、紗夜ちゃんと…詩乃ちゃんと…ピューロ…もう我が人生に一片の悔いなし…」……姉さんうるさい
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