106号室（A3！/非募集）

わざわざ言われなくとも帰って来れるっつの。いつまでもガキ扱いすんなよ、クソ左京。( 不満げにじとり )

…口の利き方には気をつけろ、クソガキ。（ 相手の両頬を片手で挟み ）
ったく、帰って来なかったら説教コースだったぞ。

……てめぇの長ったらしい説教なんか聞いてられるか。( うげ )
帰って来たんだから、文句ねぇだろ。離せ。( 相手の手首を掴んで )

説教が嫌ならちゃんと言う事を聞け。（ 眉間に皺寄せ ）
…中学生になった途端くだらねぇ反抗しやがって。ちと前までは俺に懐いてたのにな、…。（ 手を離しつつ視線逸らして呟き ）

ちっ、えらそうに……。( ぶつぶつ )
別に俺がどうしようと俺の勝手だろ。なんでお前だけ、自分がやりてぇ事やれてんだ。( 相手が離したのと同時に自分も手首を離し、ムスッとした表情浮かべ )

あ？なんか言ったか？（ 鋭い目付きを向け ）
多少は見逃してやるが、あまりにも勝手する様なら親父さんに言い付けるぞ。……俺の事、浮かれてる様にでも見えてるのか？（ 一瞬言葉失うも少し眉を下げながら聞き ）

はぁ、なんでもねぇ。( 溜息吐きつつ目線ふい )
そうやって直ぐに何でもかんでも親父に言い付けんな。……浮かれてるとまでは思わないけど、誰にも反対されずに自分のやりたい事やれてんのは事実じゃねぇかよ。カンパニーに入って、役者して、って。( ぽつ )

お前は嫌がるだろうが、俺はそうする。お前の親父さんには色々世話になってるからな…。…そうだな、この歳でもう一度舞台に立てるとは思わなかったが何だかんだ充実しちまってるのは否定出来ねぇ。（ 小さく笑みを浮かべ ）

あの家にはもう二度と帰らねぇって決めたんだ。俺がどうしようとアイツには関係ねぇ。( ふん )
ほら、な。お前ばっかり。……、……やっぱ同じ部屋でなんて過ごせねぇよ。( 悔しげに歯噛みして、くるりと背を向けて扉に手を掛けて )

関係あるに決まってんだろ。親御さんに迷惑かけんな、…後で後悔するぞ。（ ボソッ ）
待て、坊。…何処に行く気だ？（ 後ろから相手の肩を掴み ）

――はぁ？ まるで自分が前に後悔した経験がある、みたいな言い草だな。( じい )
坊って呼ぶな。何処だって良いだろ。( 肩越しに振り返って睨みつけ )

…さぁな。経験があろうが無かろうが、お前は後悔しねぇ様にしろよ。（ 頭ぽんぽん ）
行く所なんてねぇだろ、友達の家にでも居座る気か？だとしたら此処に居ろ。俺の目が届く範囲にな。（ 肩を掴んだままぐっと手に力込め ）

……大人ぶって、クソうぜぇ。ガキ扱いすんなっつってんだろ。( 手振り払うように一歩避け )
なんでお前の近くに居なきゃなんねぇんだよ。いちいち監視してなきゃ、俺が何かやらかすとでも思ってんのか。( 僅かに表情を歪めて一旦扉から手を離し )

背伸びして大人ぶってる訳じゃねぇ、歳が大人だからな。…はぁ、俺から見たらお前はまだガキだ。（ 溜息混じりに告げ ）
未成年のガキを放ったらかしに出来るわけねぇだろ。…そうだな、監視するつもりはねぇがお前の身に何かあったらお前の親御さんに合わせる顔がねぇ。（ 真っ直ぐ目を見つめ ）

ガキじゃねぇ。身長だってお前よりある。いつまで俺をガキ扱いするんだよ。( 片目だけを細めつつ )
……ちっ。未成年だなんだっつって、結局は親父の為なんじゃねぇか。そもそも、そこらの奴に伸されるほど喧嘩弱くねぇし。俺。( 肩の手を掴んで下ろさせると再び扉に手を掛けて扉を開けようと )

あ？そんな変わんねぇだろうが。お前が身長伸びたのはただの成長期だ、その内止まるだろ。…ガキ扱いされたくなかったらちったァ大人しくしてろ。（ 眉を吊り上げ ）
お前の為でもある。誰が喧嘩して来いつった？…いい加減にしろ、坊。どうしても外に出てぇんだったら俺も行く。（ 腕を組み目を細めて ）

なんだよ、大人しくって。……だったら教えろよ。俺の何処がガキなのか。( 床に座り相手を見上げ )
寮の外までは出て行かねぇ。中庭に出る程度。それなら別に、俺一人でも構わねぇだろ。( ピタリと一瞬動きを止めるものの、そのまま扉を開いて中庭へと )

お前は七尾みてぇに騒がしい奴ではないが、態度がデケェんだよ。まずは…そうだな、…年上を敬う態度を見せろ。（ 自分も座ると向かい合って ）
…それならいい。あんま遅くなんなよ。（ 相手の背を見送ると深い溜息吐いて ）

年上を敬う態度？お前の事、敬えってのかよ。( 脚の上で頬杖付きつつまじまじと眺め )
……面倒くせぇ。けど、あの家にも帰りたくねぇし、ケンさんはここに居候してろって言うし……。( ベンチに腰下ろして独り言をぶつぶつ )

…その態度じゃ無理だな、想像も出来ねぇ。（ 溜息混じりに呟いて ）あとは…、……自分で考えろ。（ ← ）（ 眉間に皺寄せ ）
…俺に懐いてた頃の彼奴は可愛げあったが、今はちっとも言う事聞かなくなっちまったな…。（ 数年前の写真眺めて少し寂しそうに言葉零し ）