すこしふしぎでなにかおかしい【3L/仄暗】

名前：ダニエル
性別：男
年齢：外見上は19歳から20歳ほど
役職：アンジェラのイマジナリーフレンド

病状：病院へ該当する症状はなく、むしろ存在その物が論外。アンジェラの精神によって生じたため彼女の病状の一つと表現した方が相応しい。

容姿：一滴の水も混ざらないインクにも似た黒色の髪は横が頬辺り、襟足はうなじが見えずシンプルな形状で癖は少なく全体的に真っ直ぐ。やや目にかかる前髪は不規則にジグザグとしている。二重瞼の若干小さな瞳孔に月白の虹彩を持ち、名の通り見る者へ夜空に浮かぶ月から発した光を連想させ、瞳の僅かな青は控えめに輝くにも関わらず黒い頭髪と対を成す事で際立った印象を与える。長い四肢の繋がる体は標準と比べて痩せ型へ部類し、肌は白く騒音を取り除いた空間のような静けさを漂わせる顔立ち。身長176cm。首周りは少しゆったりとした余裕を持たせながら広がり、袖が両手の一部を覆い隠す長さをした黒いタートルネックを着用。正面をボタンで留められている青鈍色のコートは太腿まである丈で、フードに白色のボア生地が縁取られている。カーキグリーンのスキニーパンツを履き、靴は左右それぞれに金具と共にベルトが巻き付く短な焦げ茶色いブーツを使用。

性格：感情はどれも欠ける事もなければ歪んでもおらず、しっかりと宿ってはいるのだが、表情の豊かさが通常と比べて少ない傾向にある。浮かべるものはどこか薄っすらとしており、花が咲くような明瞭だとは言い難い。けれども、これは自ら抑えているという訳ではなくその状態は初対面やお互い少ない関わりに多く長い間にわたって話し合い、良好な関係を結んでおけば以前までの少々距離を感じる雰囲気は減少していき柔らかいように思われ、次第に相手へ見せる表情も増えていく。しかし、誰より最も見せる顔が違い、心の内を一番に明かす対象はアンジェラである。同時に感情が例え、良い意味であろうと悪い意味であろうとも、揺れ動きやすくなるのは彼女本人とその身の回りに影響を及ぼす何かしらの物事。どことなく飄々とした佇まいに穏やかな立ち振る舞いとは反して、特定の条件を満たす場合に現れる利己的かつ自己犠牲的な面を兼ね備えている。

備考：アンジェラのイマジナリーフレンドとして存在し、「育ての親」「友人」「恋人」の姿を持つ。アンジェラが入院する前からもした後からも自分で出来ない周囲の事や読めない文字、分からない言葉にはどのような意味があるかなどを教えている。彼女が見ている世界と本来の世界を自分の任意で見る事が出来る。アンジェラの両親を殺害したというのは情報として複数の医師と研究者に伝えられているが、何故殺したのかという理由を知る人物は未だいない。

ロルテ：
夢中になって読んでいるところ悪いけど、向こうを見てご覧。教授が読んでいるよ。
(あと数十分で昼へと迫る時間帯、本来ならば置かれていない小説に目を通していたが視界には記憶の一部と化した医師が映り込み。時計を確認してから日にちを思い出せば、もうそんな頃だったかと口内で呟いて。スピンを挟んでから隣へ座り、今にも穴が空きそうなほどに図鑑を見つめるアンジェラへ視線を変えては驚かせないように、それでもはっきりと伝わる声量で話しかけ。教授だなんて呼んだが実際は定期検診だろう、そう思いはしたがもう慣れてきてしまった自然な振る舞いで微笑み。「さあ、行っておいで。僕はここで待っているから」手にしたそれを少し名残惜しみながらも、頷き医師へ歩み寄っていって。その姿を送り、ひらひらと降る片手を止めては背後から覗く相手へ体勢を向かせ、薄い線を引く口を開き)
───知っているよ。昨日から見えていたんだろう、僕の姿を。

募集：「ダニエルの可視化が出来、初めて干渉する事が出来た患者」を一人。性別共に年齢不問。


(/>4の者です。pfが仕上がったので確認をお願いします。不備や付け加えなどありましたら、どうぞご指摘ください！)