施設職員 2018-03-12 14:26:07 |
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①《シズク》→《雪峰(>18)》
(画面越しの地球からの通信のあと、何度目かの星詠みとの「リンク」特有の感触が全身を走る。特に言葉を発することなく利き手の左手を握ったり開いたりして感覚を確認。いつも通り、異常なし。今回の星詠みは一応、ちゃんとした適性があるらしい。ホログラムとしての今回のパートナーの星詠みが前方に投影されると、実際にそこに存在するかのような錯覚に陥る。しかしこれは地球に居る彼を映像データとして反映しているにすぎないのだ。自分とあまり背丈の変わらない後ろ姿が振り向くのを黙って待っていたが、見慣れぬ場所に戸惑っているのだろうか、こちらに気付かない。ふと近くの職員の様子を窺うも白い服の月の職員たちはそれぞれの任務に戻っており、これからはサテライトの任務であると言わんばかりの非干渉振りだ。)
…いつまでそっち向いてんの。こっちだよ、星詠みさん。
(相手の背後まで近寄って、平淡な声音で呼び掛ける。相手のデータは事前に地球支部から受け取っているので名前も把握済みだが、「ルール」で自分たちサテライトは相手を名前でなく星詠みの肩書きで呼ばなければならない。──雪峰悟、宇宙に関しての知識はその辺の人間より詳しいようだが。相手が振り向いたなら、表情を一つ崩すことなく、胸に左手を当て名を名乗るだろう。)
ようこそカグヤネイションへ。僕はサテライトのシズク、今回はただの見回りだけど、今までに一回目で失敗した星詠みは何人もいたから…まぁ、気を付けて。
(/絡み文ありがとうございます!世界観もばっちりですよ~!それと月までの時間へのフォローありがとうございます!こんな世界観を創ったのですが、宇宙に詳しいわけではないのでファンタジー色が強くなってしまうとおもいますが、何卒ご了承ください~!)
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