赤の女王 2018-03-10 15:26:43 |
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( / 繁忙期なのですね、毎日大変なお仕事をお疲れ様です…!一か月に一度の楽しみとして心待ちにできるほどには主様のロル、そして住人の皆さまに惚れ込んでおりますので、お仕事が一段落した息抜きや娘に会いたくなった時などふとした合間にお返事いただけますと幸いです…!
娘をお褒め頂き有難う御座います!ライオンさんのお眼鏡に合うような子ではありませんが、どうぞ宜しくお願い致します…!/蹴り可 )
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( アフターヌーンというにはもう遅いが、かと言って夕食を食べるには早すぎる時間に珍しく小腹が空いたとお城のメイドさんへ零してみたところ、紅茶と共に部屋に運ばれてきたのはショートケーキだった。絶妙な甘さを舌先に残していくそれは心を満たすには十分すぎるほどで、瞬く間にカロリーなんて忘れて完食してしまったのがつい先程のはなし。口内に残る甘さを名残惜しくも食後の紅茶で喉の奥に流し込んでいれば、ふと今更ながらキッチンを取り仕切るコックさんと話したことがないのを思いだす。会いにいってみようか。理由もなく突然お邪魔すれば怒られるかもしれないが、今ばかりは紅茶のおかわりという大義名分がある。これはせっかくのチャンスだと椅子から立ち上がれば、一体どんな人なのかあれこれ想像しながらティーカップの乗ったソーサーを手に部屋を出てキッチンへと足を運び。―――― 着いたらまずはそっと中の様子を確認。右へ左へ視線を動かしてみればやがて捉えた後ろ姿へ声を掛ける前にちょっとだけ観察して。鬣を連想させる髪の色と、その合間から見える丸い耳。昔どこかの動物図鑑で見た猛獣の王を冠した名前とぴったりな風貌に一人勝手に納得すると、ようやくキッチンの中へ入り。気を引くために壁を軽く二度叩けば、「 初めまして、コックさん。紅茶のおかわりが欲しくて来たんだけど、忙しそお? 」 怒られる前に真っ当な理由があることを証明しつつ、首を傾け都合の是非を問い )
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