《背後交流》なりきりチャットの道の駅【呟き/雑談/総合板】

《ロルの分け方と種類》

【描写内容による区分け】
○行動ロル
○心情ロル
○状況ロル
○戦闘ロル
○考察ロル

【書き方による区分け】
○小説ロル
○終始ロル
○確定ロル
○分割ロル
○漢文ロル

【長さによる区分け】
○マンモスロル → 大体1000字以上
○長ロル → 幅が大きく一概には言えない。
○中ロル → 同上。
○短ロル → 同上。
○豆ロル/プチロル → 1字以上

《ロルの見本Ⅰ》

○行動ロル
キャラクターの行動や動作、表情等を描写したロル。物語り上で『表面に出る』部分なので重要。キャラクターが何をしているのか分かるように回すこと。

例，（拳銃を片手に握りしめたまま、息を切らしつつも必死で走って）


○心情ロル
キャラクターの心理、内心等を描写したロル。物語り上では『表面に出ない』部分なので使いどころに気を付ける。他のキャラクターの背後さんに『自分が想定している状況』や『物語りの流れ』を分かって貰えるように行動ロルを補足する形で回すことが多い。他のキャラクターの心情ロルを全て自分のキャラクターに読み取らせるのはNG。

例，（追いつかれまいか、追いつかれてはおしまいだ…という恐怖が頭をよぎるも、瞬時にそれを振り払っては、大丈夫だ、逃げ切ってみせると念じて）


○状況ロル
キャラクターが置かれている状況、周辺の様子や背景を描写するロル。他の人と舞台を共有するためのロル。自分のキャラクターの服や持ち物の状態も含む。

例，（古びたブーツは既に紐も解けかけている。昼間の太陽はじりじりと辺りを照らし、生じる陽炎は景色を歪ませていて。この街はギャング団にとっては庭のようなものなので、そこで騒ぎを起こしてしまったからには、相手もこちらを見過ごしては面子にかかる状況なのであり）


○戦闘ロル
戦闘を描写したロル。ここまで書いたロルを複合させることで成り立つが、その特殊性から『戦闘ロル』として別個にも区分される。

例，（ボスから連絡を受けたのか、横道から手下らしきゴロツキが飛び出してくるも、驚いている暇もなく、放たれた弾丸は紙一重で避け、こちらも威嚇程度に銃を撃っては応戦し。荒く息をつきながら、何とか路地裏に逃げ込み、木箱の影に息を潜めて）


○考察ロル
考察に焦点をあてたロル。心情ロルの一種だが、より『考察に特化したロル』を区分してこう呼ぶ。

例，（しかし、この街は奴等にとっては庭だと聞く。となれば、隠れられそうな場所も把握されている可能性が高いし、街を出るための退路も然りであろう。また、遭遇した下っ端たちの妙に必死そうな様子を見るに、どうにも奴等が己を追うのは、面子の問題だけではない気もして）

《ロルの見本Ⅱ》

○小説ロル
第三者の視点で綴られるロル。終止ロルを内包することが多い。

例，（彼はそこまで考えて、うーんと小さく唸り声を漏らしては木箱に寄り掛かった。すると思いの他に軽い木箱だったらしく、預けかけた背中の重みのままに後ろに下がり、そこに立っていた空き瓶を倒して転がしてしまい。彼は慌てた様子で姿勢を正したが、時すでに遅く、道に出た空き瓶を見たゴロツキが「そこかー！」と声を上げて）


○終止ロル
文末が終止形になっているロル。小説ロルの中に内包されることも多い。"～する"を終止形ロル、"～した"を過去形ロルとして、区分する人もいる。

例，（上げられた声に焦るも、すぐに立ち上がって反対方向に逃げ出した。曲がり角に差し掛かったところで、一回だけ振り向くと、追っ手の足を狙って発砲をする。成果を目視で確認するほどの余裕はないが、耳には相手の悲鳴が届いて、そこで手応えを感じる。そうこうしているうちに路地裏の出口が見えてきたので、そのまま進んで、外に出た）


○確定ロル
相手の状況や状態、反応、物語りの流れや周辺の様子を確定してしまうロル。

例，（路地裏を抜け出れば、やはり行動を読まれていたのか、そこに手下を引き連れて立っていたボスの姿に唖然とし。しかし、襲いかかられる前に素早く銃を構えては、相手の胸を打ち抜いて、相手が傷口を抑えて怯み、周りがどよめいた隙に、その中をかきわけ、街の外を目指して逃走し）


○分割ロル
複数のブロックに分割されているロル。ロルとロルの間に台詞を挟むことも多い。

例，（出口であろうゲートが見えるところまで辿り着けば）
ああ、良かった。逃げ切れそうだな。
（と、呟き。幾らか安心すると、先程から渇いてひりついていた喉が、猛烈に水分を求めだして。早く安全なところで休みたい、という気持ちが強くなるが、理性はゴールの手前でこそ油断は禁物と囁く。既に足元もふらついてきていたが、そこで念のため）
どうせ、追っ手なんていやしないだろうが。
（独り言を口にしながらも後ろを振り返って）


○漢文ロル
漢字を多用したロル、もしくはそれに加えて助動詞が極端に少ないか、使われていないロル。学問的な意味での"漢文"とは異なる。

例，（結果、予想に反して其処に佇んで居た相手之姿に瞳を見開き後退りし。愈々、流汗滂沱成。然心情抑汗残疑問。兎角此之場逃走願身体翻）

《嫌われロルとは》

すごく当たり前なのだが、どういうロルが嫌かは人による。しかし「嫌われロルの禁止」をルールにしているトピックも度々見掛けるため、参考程度に書けば、小説ロル、終止ロル、分割ロル、漢文ロル、自賛的な表現は好みが分かれやすい。

心情ロル、確定ロルも使いどころによっては、よく疎まれる。心情のみのロルは、返しにくいと感じる人も少なくない。確定ロルについては「特別に相手への配慮が欠けたもの」のみが禁止されていることも多い。

また、絵文字の多用、顔文字の利用、半角カタカナの使用、過度な受け身、鸚鵡返しも敬遠されやすい。その他にも、グロテスクや殺傷といった苦手な人に配慮が必要な表現はあるし、ワガママや毒吐きといった常識と照らして他人から好かれないキャラクターの言動もある。

片端から上げていくと切りがない。結局のところ大切なのは「周りに配慮しよう」「皆で楽しもう」という気持ちと、その気持ちを伝える努力だろう。

《ロルの字数》

ロルと台詞は別物である。このサイトには「これくらいの字数でロルを回してほしい」と既定しているトピックもあるが、そのように字数制限しているトピックに参加するなら、踏まえておかないといけないことだ。

ロルの中に台詞を組み込んでも「ロルの字数稼ぎ」にはならないので気を付けよう。また、他人が回したロルをそのままコピー&ペーストした部分も、自分のロルの字数と見なされないことが多い。