ななしのあるじ 2018-03-02 08:10:39 |
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(先と先がもう少しで繋がりそうなくらい尖った三日月の下、言葉巧みにきみを誘い出す。他の奴らは全員おねんね、誰にも内緒で二人だけ。払拭できない不安に支配されたきみの顔が堪らなくて思わず口角が上がる。されどきみの手を取ることができないのが悩ましい、それが許されるのならもっと紳士的にエスコートしてみせるのに。いつか諦めた甘い願望が今日もまた顔を出して後味悪く消えていった。ぎゅっと拳を握り締めて何気ないように幾つか話題を振りながら、より人のいない方へ。またきみの瞳に焦燥と自分が映っているのを確認して愉悦が込み上げるのを止められない。)
――着いた。ようこそ冥界へ!……なんちゃって。
(人気のない屋敷の裏庭。雑草は生え放題、すぐそこではじめじめした陰樹林が群生している。きみがひゅっと喉を鳴らした、嗚呼その怯えた目のなんと美しいこと!もっと楽しみたかったけれど、本当の目的を忘れてはいけないとチャーミングに冗談と告げればきみはほっと息を吐いた。何とも露骨だ、くくくと笑って手中に青い炎を遊ばせる。何度か形を描いてから空に放り投げて、花火のように儚く散らせた後で漸く、きみは澄んだ空気の中で輝く満天の星に気付くのだろう。分かりやすく喜色が乗ったきみの顔は、力一杯に抱き締めたいくらい愛おしかった。)
(/昨日某携帯怪物ゲーの都市伝説読んで夜一睡もできなかった腹いせにやった。反省も後悔もしていない。何故こうなったか自分でも分かりませんがもしピンと来た方がいたら握手してくださいお願いします……!
ふわっとイメージ→普通の人間と超人的な能力を持つ人間がいて、その超能力を持つ人間は虐げられたり使役されたりしている系の世界観。普通の人間は超能力者と契約すれば、(一方的に)従者とすることができる、みたいな感じです察してください。当Cは他人から吸い取った生命力を炎に変化させる力を持っている支配される側の人間。無意識に生命力を吸収してしまうので触れたくない、でも触れたいジレンマを抱える程“きみ”にめろめろな10~20代の男の子です。心優しい契約主、苦境を共に乗り越えた同じ超能力者、はたまた当Cにstkされていただけの何も知らない一般人、性別問わずどなたでも絡んで頂けたら嬉しいです。スペースありがとうございました!)
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