カタバミ 2018-03-01 19:09:33 |
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朽木さんの書いた「引き出しの中の家」、何度読み返してもやっぱり好きだなあ。純粋にそう思っちゃう。あの綺麗な赤い表紙と可愛い絵に惹かれてのがキッカケで、単行はそれなりに値段あったけどそっちを買っておいて正解。あの鮮やかさは飽きないし。
七重ちゃんのネーミングセンスって薫ちゃんと同様に私も素敵に感じる。アリスのドアに、チューリップの樹だなんて良い意味でドキリとする。この辺には生えてないから無理だけど、いつかユリノキもといチューリップの樹を見ておきたいな。
お祖父さん達の住む家の不思議な仕掛け、私も探してみたい!あんなロマンティックなもの自分で見つけたら絶対嬉しいじゃん。
花明かりの意味を調べた時は知れて良かった。ああいう言葉があるとは知らなかったし、作者さんのセンスに脱帽。ドールハウスに対して興味は言うほどなかったけど、読んでからどうも地味に魅力を感じつつある。この手で作りたいとまではいかないんだけどね。
その小説に目を通している間は女の子心をくすぐられて、ワクワクするし幼い頃に戻ったみたいな感覚に浸れる。手のひらに乗るくらいのサイズをした子が盆栽として作られた桜や楓の下に佇む、そんな光景うっとりしちゃうよ。全体を通して言えば可愛いに尽きる。
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