主 2018-02-28 00:58:51 |
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>マイ
(マイが放った爆音は、向かってきたmuonを片端から倒していって。響くメロディーは心地よく耳に刺さり、スギモトは"やっぱり、マイちゃんは上手いな"と感心するが、そこでナギサにも視線をやり、カウントをカチカチと回し。ナギサも弾き馴れている雰囲気があり、良い音を奏でていて。そして、彼女が得意とする戦法が、あの"範囲攻撃"であり。瞬発力には劣るが、アコーディオン特有の汎用性が高く、バリエーションの豊かな演奏でmuonを惑わし、追いつめ、まとめて次々と倒しており。その技術にだけ着目すれば、申し分のない実力の持ち主に見えるだろうが、スギモトにはMr.オオタニが彼女の同行を渋った理由もすぐにはっきりと分かって)
(…ナギサはあまりにも"周りを見ていない"。怒っているような表情で、ひたすら、視界に入るmuonだけを追っており。相手の様子を見た後に「私も」とmuonに対峙したマイとは、そこから対照的に思え。恐らく、ナギサの耳にはマイの音も、自分のヴァイオリンの演奏も届いていないし、自分たちの姿も今は意識の外に追いやられてしまっているのではないだろうか。隙だらけで危険な印象を受けるが、現在は、僅かに彼女の方がリードしており、つい、ここはマイに"是非勝ってくれ"と言いたくなってしまうが、さすがにそれはアンフェアな気がして、結局、二人に向けて大きな声で)
「もう少しで残り3分だよ!二人とも頑張れ!」
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