【3L】 怪誕不経のジギタリス 【秘匿形式】

>大楽院くん

おっけーまたねー！！！(去っていく後ろ姿へカバンの中を漁りながら述べているのでチラリとも見ていいが言葉を掛ける。少しして漁って出てきたヨレヨレの紙に表情を明るくすると門限の時間を確認する。確認してみると割と時間のあった掲載時間にこれからどうしよう、と考える。来週はゲームセンターに行くことが決まったので今お金を使うことは避けたい。頭の中で少し考えると図書室に行こうと思い、鞄を持って歩き出した。)

あーぁー、桜散って葉桜になり始めてる…(約束をしてから数日後、意外と早かった桜の花びらが散る風景を見ながら大きな桜の樹の下で呟く。足元には散った桜が地面いっぱいに落ちていて、さながらピンクの絨毯の上にいるようだ。ひらひらと絶え間なく落ちてくる桜の花びらにうっとおしさを感じるも、『桜は儚いからこそ美しい』と言うこともあり、たしかに綺麗だとこの年になって考える。ちょうど良くあったベンチに座ってはバックから三色団子とお茶のペットボトルを取り出し簡易花見をし始めて )