新撰組〜壬生狼と呼ばれた者〜【NL/戦闘/ほのぼの日常】

「ん？　狼って……おーかみ？　私おおかわだよ？？　え、違う？　違わないよ。なんでー！？」

「御用改めである！　此の刻限から此の場、一切合切を新撰組・十番隊隊長大河の下に取り仕切る。手向かいは無用と心得よ！」

「……ねえ。私たちのしてる事ってさ。正しい、んだよね」

名前/大河 遥姫(おおかわ はるき)
性別/女
役職/十番隊隊長
年齢/19歳
身長/146cm
体重/41kg

性格/いつもにこにこ明るく朗らか。そして切れ味鋭い天然物の＊＊。まさに残念なアホの子…を、実は計算してやっているリアリスト。現実がどれほど過酷で夢がないかを思い知っているからこそ、あえて道化を装っている。はたからみるとただの能天気、だがその行動理念は計算こそあれどいつもどこかの誰かの未来の為であり、求める理想はみんなが笑って暮らせる平和な世の中を創ること。哀しい事にそれが実際には不可能に近いと理解している。敵対した者には容赦をしないが、反対に一度でも懐のうちに入れてしまった相手には情を捨て切れない面も。それを自分自身の甘さとして認識している為にあとで自己嫌悪へ陥る事も多い。好きなものは銀シャリ。矮躯なのに巨大などんぶりで何杯でも入る。寝る事も好きで1日のうち起きている時間はなんと10時間前後。不寝番が大の苦手でよく居眠りをする。号令や発破掛けの際には本来の素の性格へ戻る為か、無意識に堂に入った言葉遣いとなる。

容姿/白金色のハーフアップを両サイドでそれぞれまとめている。猫を思わせる好奇心いっぱいの瞳は灰褐色で表情豊かに気分でころころ変わる。全体的に色白でどこか子供っぽい雰囲気。一部で流行している洋装の白色を取り寄せたものの、サイズがまるで合わず筒袖とベストのみ着用。ズボンはなし。矮躯が幸いしてか短スカートのような丈でちょうどよくなっている。膝頭まで覆う長革靴だけは無理やりサイズを調整したお手製のもの。浅葱色のだんだら模様の羽織がお気に入りなのだがこれもやはりサイズが合うものがなく、肩からかけるだけに留めている。ずれ落ちないように固定済み。鉢金はマフラーのように首元に巻いているが、戦闘時にはきちんと額へ巻く。両腰に長刀と脇差を１本ずつ差しており、それぞれの柄が鎖でだらりとつながっている。

武器と戦闘スタイル/両腰の刀それぞれを二刀流で扱う。両手それぞれで振るえるように刀身は薄く、重量も見た目以上に軽やかなものを選んだ。後世に妖刀として名を残す「千子村正」が作。銘は「勢州伝二世異聞村正」。腕力自体はさほどでもないが、重力を感じさせない身の軽さと速さで相手を翻弄する。体術で得意なのは宙空からの踵落とし。剣術は天然大河流という胡散臭い流派を名乗る。正面から相手と斬りあうことはほとんどせず、斬っては離れての手数で勝負する。これは相手が倒れるまで斬ればいいだけというシンプルな思考から生まれたもの。超速度での低空下段踏み込みから神速で斬り上げる一刀での『三日月』が必殺技。他に脇差も使用した二刀での『半月』。そして奥義『満月』がある。この奥義に関しては一度として誰かに披露した事はない。

備考/来歴。分家も多い大河本家の四十三代当主「遥姫(ようひめ)」として生をうける。門外にはとても厳しく恐れられてきた大河家ではあるが、外には一切みせない顔として身内には甘く、父母ともに、そして親戚などからも愛情を充足に受けて育った。大河御流という秘匿の三系統からなる武芸があり、これは泳法・体術・剣術の基礎三段階からなる。訓練比重としては泳法がもっとも重く、体術・剣術に関しては独自の資質を求められた。遥姫はもともと一を聞いて十の理解をできる素質があり、齢十三の時に父の技を見よう見真似ではじめて、その一ヶ月後には父を打ち負かした。その後約二年で奥伝免許手前まで許される。やがて当主引継ぎとして齢十五の時に髪上げの儀を行うが、女子による当主というそれを快く思わない分家筋の親族より毒を盛られて昏睡状態となってしまう。さらに二年後、技術の発達により奇跡的に意識を取り戻した遥姫を待っていたのは分家の身売り造反による大河家没落という事態であった。既に死した者として、一心に遥姫を匿っていた母は「人間を嫌いにならないで欲しい」という願いを残して死した父の後を追ってしまう。一年後。体力を取り戻し「遥姫（はるき）」と名を改めた小柄な武芸者の姿が京都で目撃されるようになる。やがて出会った『誠』の名の下に集った狼たちと共に――。


>主様
(/>8の者です。遅くなりましたが十番隊隊長のPFで御座います。よろしくお願いいたします！)