主Y 2018-02-05 01:21:11 |
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了解しました!
この生活にも慣れてきて、そろそろ羽目を外してみてもいいかな。
なんて言うのは嘘つきだ。未だ張り付けるものはどこへ行こうが仮面、仮面、仮面…それしかなくて。
どうして神様はボクを許してくれないのだろう。もう一度あの頃に戻ってよ。ボクが何をしたって言うの?
――否、時空の流れには逆らえない。足掻くだけ、考えるだけ無駄なのだ。
「きっと、今日だって――」
ふかふかでもないベッドに腰をかけては、はぁ――とため息をついて写真立てに丁寧に入れられた写真を見つめる。
君のことが頭から離れない。どれだけの人に出会ったって、君以上はこれまでもこれからも、きっといないんだ。
部屋から出ては、キッチンへと向かう。手慣れた仕草で作業を開始、作ろうとしているのは彼女の好物であるマカロンで。
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