⦿ 2018-02-04 01:00:11 |
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ああ、わかった。 それじゃロディ、また来週。
──……そうか、意識もまだ…。いや、謝らないでくれよ。無理を言ってしまったのは僕の方なんだ。 ……あ、えっと、明日は基地からは出られなくて…、彼と同じ班のパイロットが休暇を使って見舞いに来るだろうから、その時には会わせてやってほしい。
(カティと交わされた会話の後、直ぐに布団の中へ潜り込もうとする同僚に簡単な挨拶を済ませて寝台から離れ、別れ際に「休暇の度に来てくれなくて良い。」とわざと冷たく言い放たれた彼の言葉は聞かなかったことにしてカーテンをぴったりと閉じる。今はまだ“面会”という口実でも無ければカティに会う為ここへ来ることも出来ないのだから、それではどうしても困るのだ。
彼女の後に続き病室を出た後、あくまで事務的に告げられる中尉の容態を真剣に聞くと、その重篤さに表情は曇り自ずと声のトーンも下がり気味に。面会が叶わなかった事に対するものであろう彼女の謝罪に、片手を左右に振りつつ“気にしないで”と笑顔を作ってみせたものの、その視線は交わらず、仕事中とはいえ先程からどこか隔てがましく素気ない相手の様子に次第に不安を覚える。高々一時間弱ではあるが車内では二人きりの時間を過ごして、音楽を聴きながらお喋りしたり、それに今日は度々笑顔も見せてくれた。二年前のことを思い出しては貰えなくとも少しは距離を縮められたように感じていたのに、それさえ自分の思い込みに過ぎなかったのだろうか。急に彼女から突き放されたような心地になり、本日何度目かの焦りと不安に襲われ、続く言葉はたどたどしくつっかえてしまう。全て喋り終えないうちに突として近くの病室から電子音が鳴り響き、その音を聞くや否や挨拶も程々に急ぎ足でそちらへ向かおうとするカティの背に向けて慌てて声を投げる。「とにかくありがとう!…あの、また君に会ったら次はちゃんと…!」──食事にでも誘わせて、と口に出そうとする頃には既に彼女の姿は扉の向こうに消えてしまった。
何をやっているのだろう、というのが率直に出てきた自分に対する言葉だった。カティに再会できたことが嬉しくてつい舞い上がって、無理矢理取り付けた約束の日には所属基地が爆撃に遭うし、挙句その基地をほったらかしにして職場まで送り届けた彼女からはやはり好意的に思われてはいないようであるし、同僚には叱られるし…。考えれば考えるほど自分が情けなく惨めに思えてきてしまい、医師や看護師が忙しなく行き交う廊下の隅にて誰の耳にも拾われないような細い溜息を溢した後、重い足取りで病院の出口へと進んで行き。)
(/おはようございます。いえいえ、レスペースについては私の方も毎度お待たせしてばかりですし、どうかお気になさらず…!むしろ今くらいのゆったりしたやり取りを心地良く感じておりますので、お互い時間にゆとりのある時に返事をするようなかたちで、今後とも是非のんびりお付き合い頂ければ幸いです。
釣り合いが取れていないだなんてそんな、とんでもない…!カティ背後様はいつも詳しく丁寧な描写をして下さるので、場面や次の展開が想像しやすく本当に助かっているんです。展開の相談についても心強いお言葉を頂き、本当にありがとうございます。また先々で相談させて頂きますね!
下宿先の件、了解致しました。明日お買い物される場所はバービカン内でもバーツより市内部寄りでもどちらでも構いませんが、もしバービカン内の場合にはご提案頂いた“バスで寝過ごした”を早速使わせて頂くかもしれません…!また、戦時中のイギリスでのお買い物の仕方について少し調べてみたので、触れさせて頂きますね。イギリスでは1939年以降食料品が配給制になっているので、国民は配給切符と引換で買い物していたみたいです。配給品は缶詰類が多く、特に肉類はなかなか手に入らなかったようで、食料品以外の物は自由に購入できていたそうです。このあたりの事情は取り入れて下さっても無視して下さっても構いませんので、カティ背後様のお好きなように描写して下さいませ。
場面転換は以前と同様どちらからでも大丈夫です。最後に、下記にてモンロー中尉のPFを記載しておきますね。他に確認事項など無ければこちらへの返信は不要です。)
◇ セドリック・モンロー(Cedric Monroe)
◇ 29歳 / 英国空軍(RAF)パイロット
◇ スコットランドのグラスゴー出身。黒い髪を常に清潔に整え、細いペンシル型の口髭を生やしている。戦前に結婚し、ロンドン市内に妻と二人の子供が居る。1942年夏時点での階級は中尉。戦争勃発以来ノーソルト基地にて活躍し、ヘンリーと同じ第1XX飛行隊に所属する。1942年7月下旬、基地を狙ったドイツ空軍の小爆撃により重症を負い、バーツへ運びこまれた。
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