⦿ 2018-02-04 01:00:11 |
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あら、それはご紹介に預かれるって事?––忙しい人ね、自分を売り出すかどちらかにしたらいいのに。
えぇ、もう着く頃よね。いつものように確認もされぬ板にサインをしてもらって...同僚さんにはお会いできるでしょうね。ミスター....マクタガート?中尉は、ドクターに確認してみなきゃなんとも....助力はするわねドライバーさん。
(此方を確認する様子は見られなかったものの、視線の先の横顔はやはり自分の行動に疑問を持つかの様な表情をしている。しかし続いて聞かれた言葉からは何も此方を探ってくるような事はなく。病院での行動からズカズカ此方を暴いてくるような人物とばかり思っていたため「昔この曲中に思い切り足を踏まれたの」なんていう適当な言い訳を考えていたが、視線を外しその失礼な印象と共に言葉を飲み下して。そうして、自分に熱烈なアタックをしてくるクセ何故だか他の男の車に乗るように勧めてくるものだから、機嫌を害する迄ないが眉を曲げて冗談っぽく笑い。
車窓から見えてきた景色は、すでに自分がいつも通勤に歩く道まで来た。病院まで歩くとかなり時間がかかるが車ならそう時間はかかるまい。彼と2人きりもあと少しだが、特に彼女に心残りはないようで仕事の話を。しかしながら車でここまで送って貰った恩を感じているようで、指の先にある看板に視線をやりながら中尉の容態を思い出し、重症患者に合わせるには家族の同意なんかが必要であるが、ドクターに掛け合い隙を見て合わせるくらいはしてもバチは当たるまいと思考を巡らせ。かなりの火傷と外傷だった為に恐らく処置にまだ時間を要するだろう、終われば面会可能となるがどれだけ待たせるかは断言できず、曖昧にしたまま口を閉じ。そういえば呼ばれなければ、明日は休みだななんて遠くの閑散とした公園を眺めながら思い浮かべる。お茶の時間を取れないどころか、足になって貰うなんて悪い事をしたと少しばかり彼の人の良さからか良心が痛んだ。面会を掛け合ってチャラになれば良いが...と内心苦笑いで遠くに見えてきた病院に視線をやる)
安全運転ありがとう。懐かしい曲も聴けて、よかった。
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