❀✿ 審神者養成学校 ✿❀　

[ ﾛﾙﾃｽﾄ ]


　（随分と嫌われている様で。憎しみの篭る双眸を見遣れば嫌と云う程其の悪感情がひしひしと伝わって来る。当然と云えば当然の事。──然し、「 俺は恨まれる事はしてないつもりなんだが。 」ぽつり、そう思った言葉が無意識に紡がれていた様だ。何を呑気に、と言わんばかりの表情で此方を睨め付ける男士にはあ、と溜息が零れる。──事実、相手を痛め付けたのは前任であり自分では無い。だからと云って簡単に消化出来ない思いがあるのは少なからず理解しているつもりで。──どうすれば良いのやら俺には解らん。
「 言っておくが、俺は君に謝るつもりは毛頭も無い。君だって其れは望んでいない筈だし、見当違いにも程がある。前任がした事は俺のした事では無いしな。──然し、そうして人を恨むのが得策かと云えばそうは思えないが。君は自身を打った人物まで否定するつもりか？ 」いい加減、この対峙に嫌気が差し口をついて出たのは辛辣な言葉。口の悪さは天下一品と皮肉を言われる程の自分、其れは優しさの欠片も無い言葉で。──刮目した相手から目を逸らしたのは少しの罪悪感。思い遣りのある人物であればきっと、もっと上手い言葉が見付かるのだろう。呪で縛られているが故、此方を攻撃したくとも出来ないであろう人物に一瞬、憐れみを孕んだ一瞥をくれるとその場を立ち去ろうと踵を返し。）


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───はえ、あ！？

　（してやったり、そんな笑顔で此方を見遣る刀剣男士の姿。今まで随分と啀み合って来たこのひと振りの刀は今、己を主と呼んだ。──一時の主として認めてくれたのだ、そう理解すると嬉しさのあまりその場に蹲り、だんっと床を叩き。「 うれし、んだけど…ッ 」なんて赤くなった顔を隠す様顔を伏せたまま、喉の奥から声を絞り出して。）


（＼此方は主のロルテストとなります！初期投稿は苦手でして、場面が随分と限られてしまう描写ですが参考までに。長くなる場合は情景よりも心情ロルや小説ロルが増えてしまう為、見づらい時はご一報頂けると助かります。）