【裏社会】 歪な関係 【NBL／少人数】

【 世界観 】

煌びやかな都会の中心から二駅も三駅も離れた小さな街。高層ビルが建ち並ぶ中心街と比べると田舎の様な街並みで下町の様な雰囲気が残っている。常にシャッターが降りている店も多く、営業しているのは十数店舗の内数店舗のみ。住宅街からは離れており、閉店した店舗の二階や奥に住んでいる者は未だ僅かに居るらしい。
現実の下町の様な風情は無く、荒廃し表社会からも見放されつつある街である為治安も悪い。故に人通りも無く粉塵の舞う寂しい場所である。


【 用語 ／ 場所 】

【 BAR : 毘沙門天 】
路地裏の入口でひっそりと営業しているBAR。カウンター五席に二人掛けの席が一つ、四人掛けの席が一つのこじんまりとした店内。薄暗い蜂蜜色の照明が独特な雰囲気を作り出しており、雰囲気は良い。カウンターの棚にはカクテル用の酒がずらりと並んでいる。然し、入口には場違いとも言える大きな狸の信楽焼きが置いてある。


【 廃墟 】
入口は割れた硝子が飛び散り、埃っぽい風邪が吹き込む。中途半端な階段を上れば立て付けの悪い扉があり、其処を開くと病院の様な設備が。簡易ベッドが二つと其れを覆う黄ばんだ色のカーテン、所々錆びたデスクの後には薬品棚があり、丸い回転椅子が幾つか置いてあるのみの簡単な造り。窓は埋め立てられており、室内はやや薄暗い蛍光灯のみが頼りである。凄腕の闇医者が居り、どんな病気や怪我でも治してくれるらしい。然し医療費は莫大。


【 独眼竜 】
此方は通称の名。僅かな構成人数で成り立つ小さな組織だが、実力は確かと言われている。活動拠点は他の街にあるが、最近はよくこの街に出入りしている姿が見受けられる。薬物を売り捌く奴等など非道な行いで金を稼ぐ奴等を粛清している様子。若頭はダテ、補佐がカタクラと呼ばれている為にその名が付いたとか。


【 第六天魔王 】
此方は名前のみ登場。非道な行いにより今や三大勢力の一つとも言われる組織。組長はオダ、補佐はアケチと呼ばれており薬や臓器売買などに手を染める物語の悪役。頭角を現した独眼竜を目の敵にしており、暗殺を企てているらしい。