七瀬未卯 2018-01-17 00:05:27 |
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…琉生も巻き添えにするし、___わ、私だって気になる人くらいいるもん。
(ぼんやりと彼のことを考えつつも待っていれば。用意を整えた彼の姿を視界に捉え。先程去り際に言われた言葉に返答をすれば。続けて軽いチョップと共に聞こえてきた揶揄するかのような言葉に反抗しようとする余り思わず口から零れてしまった本音。それは気になる人の為に外見を気にしているということ。言うまでもなく気になる人というのは彼のことなのだが知る訳も無い彼は驚くだろう。少しくらい驚けばいいんだ、なんて上記を口にした後悔はあるものの軽く独りでに頷き。)
…え、わたし?!
(彼から自転車の鍵を渡されサドルに合図されたということは所謂己が彼を乗せて自転車を漕ぐということになる訳で。目をまん丸にして驚くのも束の間で、彼は無邪気な笑みを見せサドルに座り。今の行動は冗談だったらしく。そんな彼の無邪気な姿に思わず此方も頬が緩む。己にとったらこんな何気無いやり取りさえも嬉しい。そんな気持ちを彼に悟られないようにオズオズと彼の後ろに座れば。目の前の彼との距離の近さに瞬きを繰り返し鼓動が高鳴るも小さく深呼吸をし冷静を保ち。)
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