七瀬未卯 2018-01-17 00:05:27 |
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梅沢も大変なんだな _
(自転車を漕いで校門のチャイムが鳴る数分前に学校に着けば、自転車置きに行ってくるから先に行っててと言ったものの、結局靴箱で己を待っていた梅沢。そのまま靴からスリッパに履き替え、歩きながら会話を交わす。最近親が離婚したらしく、悩み事が沢山ある様子で、己なんかにこんな話していいのかと思い乍も、逆に関係の無い人に話したほうがすっきりしていいのかもしれないし、相手の言葉に上記述べ。梅沢はいつも笑顔だからこんな重い悩み抱えているなんて誰も予想がつかないだろう。己もその1人だ。俺だったらきっと学校も休むし無理に笑顔なんて作れない。何だか 己には持ってないものを持っているような感じ。" あはは、朝からこんな暗い話してごめんね~。ただちょっとはなしたくなっちゃって、聞き流してくれたら嬉しい ! " なんて笑う相手に 己はなんて声を掛ければいいのか余計に分からなくなる。前までは普通に見ていた笑顔が凄く切なそうに見える。「 俺うまいことなんも言えないけどさ… 聞くだけならいつでも 」立ち止まってそう告げれば、目の前には凛__ と大翔の姿。席替えをして凛と大翔が隣同士になってからやけに2人は仲良いなと思っていたけど、やっぱり気の所為じゃなかった。大翔の様子から見て、きっとあれは凛に好意を寄せている。勝ち目ないな と2人の後ろ姿を見つめ。凛の事は考えないでおこうと朝決めたばかりなのに考えてどうする。2人から目を逸らして、" ありがとう琉生くん。優しいんだね " と言う梅沢を見ると、素の笑顔だったのでほっとし、そのまま教室に入っていき。 )
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