______ 運命共同体 ！？

…うそ？そんなことない。大丈夫だよ、心配してくれてありがとね
(屋上から帰ってくればボンヤリと先程の出来事を思い返し。明日から彼を起こしに行くことも一緒に登下校することもないだなんて。今日の二人乗りが何だか昔のことのように思えてくる。明日から己は大丈夫なのだろうか。こんなに落ち込むほど毎日の日課は己の中でとても大切なものへとなっていたみたいだ。ハアッと少し大きめな溜息を吐き出し机のうつ伏せになれば隣の席の男の子に“どうした？元気ないじゃん“なんて話しかけられる。こうやって話しかけられるのも今日で二人目だ。己は人見知りはしない性格なのだが積極的に話しかけに行くタイプでもない。だからこうやって話しかけられるのはとても嬉しいことである。彼は何を考えて何をしているのだろうか。隣の彼と他愛もない話を続けていても己は彼のことばかり考えている。いい加減に彼のことを考えるのをやめなければ。そろそろ彼離れしなさいと忠告でもされているのかもしれない、なんて。)

(そろそろ場面転換かな-？このまま琉生くんがある女の子と仲良くなっちゃう方向に進んじゃったらいいかなあって思ってますがどうですか-？)