Brother 2018-01-12 20:48:43 |
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( グループホームを見たことがなかった。小さい頃の自分はそこにいたそうだが、なんせ記憶がない。なのでやっぱり、物心ついてからは見たことがないという風に表現して差し支えないだろう。そういう場所とは無縁の、いわば都会でいい暮らしをしていた記憶が自分の人生の始まりだ。だからぼんやりとイメージしていたグループホームというのは、陰鬱で、道行く人は何となく視界から外して前を通ってしまうような雰囲気の建物だった。―――しかし、ここは違う。南ヨーロッパに位置する小国、その名はカテーナ。乗船所を降り立ってからは木以外本当に何にもなくて、ようやっと視界が開けたと思ったらそこにあったのは石造りの立派な建物で。頭の中に描いていたグループホームのそれとはちっとも結びつかなかったから、驚いたようにぼうっと突っ立って、数秒後には眉をひそめた。この豪華な外観は、子供を売って儲かっていることの証明に他ならないからである。
耳を劈くような音がした。発生源は目の前に聳える鐘撞堂だ。この建物のどこにいても聞こえるようにということなのだろうが、真下で聞かされるのはたまらない。ワンテンポ遅れて両耳を多い、鳴り止むのを待ってから歩き出した。来客の知らせか何かで鳴ったのだろうかと考えて、辺りをぐるりと見渡してみる。するとどこからか黒い修道服の男性が現れ「お待ちしておりました」なんて声を掛けられたものだから、そちらに向き直って愛想よさそうに挨拶を返した。
仮面で顔覆ったその人物は、建物の説明を軽くして「自由に見学してくださって構いませんので、気に入った子がいたら仰ってください」の一言を最後に立ち去った。気に入った子がいたらって、ペットショップじゃないんだからと若干憤りを覚えたが、それを悟られてはまずいと必死に腹の底へ押しやって表情を作る。暫く建物内を見て回って、辿り着いた先で一人の子供と目が合った。眉を上げ二コリと微笑むと、「ハロー。英語、わかる?」と声をかけて。 )
(/まずは主様、参加を許可してくださりありがとうございます。他の皆様とは初めまして、飼い主として参加許可をいただきましたアレクサンダーと申します。All文のみで本当に申し訳ございません。多忙により浮上率は非常に低いと思われますが、それでも宜しければ是非お話しさせていただけたら嬉しいです。pfは>33に御座いますので、宜しければご確認いただければと思います。
そして大変申し訳ないのですが、今回はバンビーノの方たちとのみの交流とさせていただけたらと思っております。ただでさえあまり顔を出せない上に遅筆のため、当方の技量では大人数の方と一斉にお話しさせていただくことが難しいとの判断を致しました。
そして個人的なことなのですが、当方今月から来月上旬にかけて特に忙しい時期でして、今月は多くても片手で収まってしまう程度の回数しか顔を出すことが出来ません。ですから現時点で相性等に問題がなく、交流期限が過ぎた後当方に引き取られるような展開になってもお嫌でないという方は是非お気軽にその旨をお伝えいただけると幸いです。恋愛はNBL共に抵抗はございません。まだどうなるかはわからないけどとりあえず話はしてみたい、ということで絡んでいただけるのでも大歓迎です。勿論蹴っていただいても、絡んでいる途中で合わないかもと感じ切っていただいてもかまいません。未熟者ですが、これからどうぞ宜しくお願い致します。長文失礼致しました。)
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