金 2018-01-03 22:07:55 |
通報 |
最後のSDカードをバラまかれた北朝鮮は、国民の誰もが浮き足立ち、何が真実でこの国に何が起こっているのか、全くわからなかった。
ただ、
いつの間にか北朝鮮の政府が、まるで煙のように消えて、夢の南北統一がなされていたことに気がついたのは、そんなに時間はかからなかった。
みんな、そろそろ少し休憩しないか?……
( ̄∀ ̄)
金は一緒に平壌を脱出した、家族や身内や、隠密の仲間達に声をかけた。
夕焼けの綺麗な、とある北朝鮮の名もない山の、峠の途中だった。
ん!?……
( ̄∀ ̄)
みんなと和やかに休憩をしている金の足元に、一枚のSDカードが落ちているのを、ふと金が見つけた。
それは金色のSDカードだった。
金は、何気にその金色のSDカードを自分のスマホに差し込んだ。
そのスマホの画面には、北朝鮮の言葉でこう書かれてあった。
『 親愛なる金委員長へ
わしより若い君が、こんなややこしい国のリーダーとして、よく頑張ったもんだとつくづく思う。
なかなか、誰でも真似なんかできやしないさ。
とにかく、今はお疲れ様!
そして……
どうか、いつでもお達者で!
さすらいの
渡り鳥の隊長より 』
ブッ……
ワッハハハ~!!!!!
( ̄∀ ̄)
金が突然大きな声で笑い出したので、周りのみんながビックリした。
(ま、まさか、渡り鳥を使っていたとはなっ!!!……
そりゃ、いくらわしの隠密を飛ばしても、東西南北いずこのスパイも出てくるわけがないわいっ!!!!!!)
アッハハハハ~!!!!!!………
北朝鮮の名もない山々に、金の大きな笑い声が、いつでも、いつでも木霊していた。
完
ちなみに、この話しの続きはわしのトピで♪
(^w^)
トピック検索 |