TOPIC MASTER 2017-12-17 14:50:34 ID:11462df96 |
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>>708 日比谷 景
「帰れるんですね…!これで…ああ、良かった…!」
(大人しくしているドラゴンの背に乗り、少女に声を掛ければ、彼女は安心したように微笑んで、自分に倣い。ドラゴンの背に乗ると、落ちないようにと気を付けつつ、こちらに掴まってきて。ドラゴンの方は準備万端の様子。敵陣に見つかれば、襲撃を受ける可能性はあるが、この乗りこなしには相当に自信があるし、本来、ドラゴンは小型飛行機よりも静かで見つかり難い上に、小回りも効く……
鞭で合図を送るとドラゴンはそれに応えるように勇ましい咆哮をあげ、頑丈そうな翼を羽ばたかせ。軽い浮遊感が身を包み、次の瞬間にはもう上空へと浮かび上がっており。この感覚は記憶にある。とてもとても……この感覚は身体に馴染む。頬を撫でる風は心地よく、ふと視線をやれば、あの研究所は下方へと。慣れた仕草で指示を出していけば、あっと言う間に宙に浮かぶ要塞からも脱することができ、広大な大空をただ飛んでいた。遥か下には愛すべき故郷の街並みが広がっており、やがて、その中にこれまた馴染み深い一角を見つければ、そこへ向かってゆっくりと下降していく。言い知れない安堵感が胸に込み上げていき、長く感じられた冒険もようやく終わる兆しが見えてきたようで…)
∇Memory of truth.
http://m.saychat.jp/bbs/thread/635385/
(/上記のURLを確認して頂けた後にエンディングパートへ入ります。相変わらず長めなのが申し訳ないのですが、読了後にレスをお願いします)
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