xxx 2017-12-05 23:46:58 |
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>81 夏目央
都合の良い勘違いはしないことね、唯の気まぐれよ。
それじゃあ、前回の翌日から始めるわ。
鈍臭いのは置いて行くから、精々確り着いて来なさい。
(この館の廊下はやけに広い。勿論、館の規模自体なかなかのものではあるのだが、同じ様な造りをした他の館と比較すれば必要以上と感じさせるその広さを実感出来るだろう。そして、今まさに、硬い鱗に覆われた巨大な大蛇の体をくねらせながら赤絨毯の上を這って進むこの姿こそが、こうも広く設計された理由なのだと察しがつく筈である。身を切る様な寒さの日が続くこの季節は、どうも体の動きが鈍ってしまいがちだった。現在の時刻は午前11時半を少し過ぎた頃、朝一番の寒さも少しずつ落ち着き始める頃合いではあったものの、普段ならばまだ暗い自室で眠っている時間帯。館一の朝寝坊が既に活動を始めている事がいかに珍しい事であるかを伝える様に、"うっわあ、ヴィペールがもう起きてる!早いな?早いね!どうしたの、どうしたの!"など騒がしい双子の声が響き渡っている。生憎、双子とは非常に相性が悪い。尻尾の先で双子の体を下の階へ続く階段の方へと叩き落とし、そこから更に進むこと暫く。漸く辿り着いた彼女の部屋の扉をノックするでも無く無遠慮に開けて中へ侵入したかと思えば、「暫く館の中を連れ回すわ。さっさと支度して頂戴。」と唐突な声を掛けて)
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