xxx 2017-12-05 23:46:58 |
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>107 レノ
良かった、良かった――まあ、その、何だ…もう少し慣れてくるまでの辛抱だ。(少しずつ彼が落ち着いていくのが目に見えて分かるからこそ、此方の感じる安堵の気持ちも増していく。正直、彼が頷くのをきちんと確認する瞬間まではどうしたものかと気が気ではなかったのだ。気の利いた言葉のひとつも思いつかない事を口惜しく思いながらも、今の自分に出来る精一杯の励ましの言葉を掛けてやった。大まかな説明だけでも、出来るだけ早い内に済ませておかなければと逸る気持ちをぐっと押さえ込み、未だ何か言いたげにしているその表情を不思議そうに見詰めた。まだ何か足りない事があるのだろうか、自分で対応出来る事であれば良いがと、既に再浮上し始める不安は今の自分にとって聊か突拍子もない願いによって何処かへ吹き飛んでしまうこととなる。"どういう意味だ、"と尋ねる間もなく引き寄せられた体はとさ、と彼の体へとぶつかり、其処で漸く何となくの範囲内ではあったが彼の願いを察することが出来たような気がして「んん、ああ…こうか、これで良いのか?まあ、確かに多少落ち着くかもな!」とそのままハグをしてやることにした。ぽんぽん、と彼の背中を叩きつつ「取り敢えず、これから説明しなきゃならない事が山ほどあるんだ。」と、今ならある程度彼にも話を聞く余裕が戻ってきている事を期待して、控えめながらにそっと切り出し)
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