魔女 2017-11-21 23:26:26 |
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よく来たな、アダムの子よ。
(ギィィと鈍く重たい音を立てて開いた扉。館の中は十分とは言い難い、蝋燭や明かりのみ。きっとなれない人間は薄暗く感じるかもしれない。そんな誰かがいるのか、いないのかも感じさせない雰囲気に包まれた館に久方ぶりの人間が迷い込んできた。魔女は普通の食事をしたくても餓えはあまり感じない。それは、人間の心臓を食らい、血を飲むことで空腹はしばらく無くかるからだ。でも、最近はこの館、こんな森深くにやってくる人間などいなくなり、動物の心臓を食うのにも飽きていた。そんな中蜘蛛の糸にかかったのは新鮮な人間。館に入ってきた少年にいつの間にか背後に立ち、扉を閉めては上記を言って。「こんな夜更けに来るとは迷子かな?」と問いかけて。きっと、こんな白銀の髪に藍色の目を見れば怖がって動けなくなるだろう、と機会を伺い)
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