通りすがりの天下無双 2017-11-21 01:00:33 |
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――― うん、以上で私からの説明は終わりだよ。とても長くなってしまって済まないね。 聞くのに疲れただろう? ただ、ここまで聞いてくれたってことは、少しでも興味を持ってくれたってことでいいのかな。 もしそうだとすれば …… そうだね、今夜、このまま私と一緒に夜通し語ってみるのは如何だろう? 嗚呼、勿論、堅苦しい話し合いではないよ。 階級など気にせず無礼講に、それこそ、貴方が望むのであれば寝台の中でだって構わないけれど、 ね、?
( 渡された竹簡につらつらと並べられた文字を、一文字ずつなぞる様に読んでいれば何時の間にやら月さえも傾きかけている。 先程灯したばかりだと思っていた火はそろそろ消えかけており、一体どれほどの長さがあったのか、なんて思い返すのも億劫なくらいで。 ただ、これが最重要事項であるからには、目を通さず部屋の隅に出来上がった書簡の山に詰むのは憚られた上での朗読であったが、さてその朗読を聞いていた同席者には一体どれほどのことが伝わったのやら。もし、綴られている文の意味を全て理解したというのであれば、それはそれで興味深いな、と。 ――― 恐らく聞き疲れて心底疲労しているであろう犠牲者を見詰めながらそんな事を考えるのも職業柄であるが、疲労を労う会話の直後に朝まで語らいたいと言葉にすることは職業柄と云えばいいのか、それとも頭まで侵された職業病が正しいか。 少なくとも、逢瀬の約束を取り付けたのは性格ゆえだろうけれども。 … はてさて、このまま寝台上で暖を取り、あらぬ誤解を招くのも此方としては一向に構わないが、長々と話に付き合ってもらったうえでの仕打ちとしては些か酷だろう。 ついでに言うなれば、眼前の人物は今にも夢へと船を漕ぎだしそうだ。 ならば名残惜しいが、かける言葉は一つしかないだろう。 ――― かくん、と頭が落ちたことをきっかけに少し目を覚ましたらしい。 立ち上がった私を見上げる瞳に向けて微笑むと、手を取り促すように立ち上がらせ。 もう、夜も更けてしまったね。 部屋に帰って眠ると良い。 くれぐれも廊下で寝る、なんてことはないようにね。 おやすみ。 そういうと、まるで魔術にでもかかったかのように従順に帰路を歩みだす足。 実際、眠気という魔術には掛かっているのだろうけれど … 。 その後姿が廊下の角を曲がり見えなくなったところで、自身も踵を返して部屋へと戻り。 床に置かれて開いたままの竹簡を丁寧に巻いて棚の中に仕舞うと、微かな隙間から差し込む月明かりが十分に役立つことを確認してから、あと少しを燃やし尽くそうとする炎をふっと息で吹き消した 。 / 落ち )
( / 使い方、使用可能キャラ、諸注意、そしてこのロル、と大変長くなってしまいました、トピ主です。 此処まで読んでいただいた皆様の目の渇き様を気にしつつ、これにてレス解禁とさせて頂きます。 使い方にも書いてある通り、長ロル推奨の無登録・期間自由制のトピですので何かと疑問点が浮上したり矛盾が発生したりするかもしれませんが … 何卒寛大なお心で緩く参加いただければ幸いです。
上記のロルはサンプルロルですので、こちらに絡んでいただく必要は御座いません。 ちなみにサンプルでは 三國無双 より 郭嘉さんが登場しております。
それでは、トピ主は一度此処で落ちさせて頂きます。 此処までお読み頂き、本当にありがとうございます。 皆様との良縁がありますように。 )
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