オレは慣れてるからどうってことないぜ。それに……お前のそういう我儘、ちょっと嬉しいっつーか、悪くないな、…なんて思っちまった。( 野宿なんて何度もして来たし今更だと、にっと笑ってみせ。俯いたままの彼女と目が合わないのをいい事に、感じたままの事をぽつり口にしてみたが妙に照れてしまい。少し慌てた調子で頭をくしゃり、と撫でながら促して ) じゃ、じゃあ行こうぜ。ヴァンも待ってるしな。