──まいったな…( 浴室で背中を流しながら独り言と共に溜め息をつき。妙に意識してしまうのは、傷心している彼女への心配だけではない気がする。年頃の男女が同じベッドで眠るのだから意識してしまうのは不自然な事ではないが、男女である前に彼女は大事な仲間なのに。もやもやした感情を振り払うように頭から冷たい水を被ると浴室を後にして彼女の元へ )