【リレー小説】惣兵衛×九重桜【コラボ作品】

【リレー小説】惣兵衛×九重桜【コラボ作品】

物草 惣兵衛  2017-11-14 04:24:08 ID:c196a580b
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二人で綴る物語。
手法はリレー小説を用います。

一応こちらは「とりあえずのお試しトピ」になります。ですので、物草惣兵衛と九重桜以外の方の書き込みはお控えください。

このトピでのストーリーを進めていくことで、リレー小説を作り上げていく上での様々な問題点や注意点などを発見し、改善し、より完成度の高い一編の「作品」を目指すことを目的として本トピを立てました。

ここでの物語を見て、あなたが感じたこと、思ったこと、ご意見、ご感想、また「参加してみたい」と思って下さった方は、下記のトピへお気軽に書き込みお願いします。
http://m.saychat.jp/bbs/thread/626060/

鬼が出るか蛇が出るか。それは書いている本人ですらわかりません。それこそがリレー小説の醍醐味でもあると考えます。

前口上はこのくらいにして
さ、ゆるりと参りましょうか…。



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  • No.8 by 九重桜  2017-11-30 17:30:46 ID:16e00feef

「私?」

質問を返された少女は、一度傾げた首を向き直して確かめるように言った。きょとんとした表情も愛らしい。

一瞬ドキリとしてしまったが、近くに親がいるかもしれないと思い、ジョセフは慌てて意識して平静を保った。彼は確かに子供好きであったが、それは決して邪な感情によったものではなく、子供をある種の欲望の対象としては見ていないし、当然危害を加える気もなかった。しかし、それでも自分のような者が我が子に話しかけるだけで、あからさまに嫌悪感を示す親はざらなのである。

無邪気な子供の前と油断をして、楽しい気分になった時に、突然現れた親に水を差される切なさはなかなか慣れない。だからこそ、ジョセフはそこでかえって警戒を強めて、やや固い口調で続けた。

「そうだよ、お嬢ちゃん。お父さんはどうしたの?」

その問いかけに、少女は事もなげに即答した。

「お父さんなんて知らないよ。会ったこともない」

そして、路地に踏み込み、ずんずん歩いて、二人の老人のすぐ近くまで来た。本当にすぐ近く、手を伸ばせば触れるどころか、抱きしめられそうな距離である。予想外の行動に、髭の老人は口をつぐんで興味深そうに少女を見遣り、ジョセフの方はやっぱりドギマギしてしまった。それでも、何か言おうと口を開きかけたところで、少女の声にそれを阻まれる。

「ねぇ」

少女はじっと、ジョセフの瞳を見つめる。

「な、なんだよ…」

思わず、目を泳がせてしまいながらも答える。少女の方は毅然とした調子で続けた。

「私、人を探しているの。黒い猫なんだけれどね、黄色い虎猫でも良いわ。見ていないかしら?」

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