麗奈こそ 遅れたら置いていくからね (べ、と小さく舌を見せて せいいっぱいの強がりを言って 曲目を伝えてマウスピースを口にして 目くばせし合うと呼吸ぴったりに演奏を始めて──) (──演奏を終えると肩で呼吸を整えながら麗奈を見て) 世界レベルにはまだ遠いけど…… 楽しかった! (澄んだ笑顔を見せて)