(麗奈といっしょに特別になる? わたしが? 風に靡く長く綺麗な黒髪を煩わしそうにまとめる麗奈の後ろ姿に惹かれるように立ち上がって 背中からそっと抱きしめて) わたし、決めた 麗奈とふたりで、絶対特別になる ……だから 責任、とってよね? (赤い顔を見られないように、彼女の背中に添えて 小さいけれど、決意を込めた言葉を口にして)