まだ……! (やれる、そう言って立ち上がろうとして 足に力が入らず、ベンチにへたりこんで 唇を噛んでうなだれて) ……なんの、ために? (そっと触れる麗奈の手から伝わる優しさに頬を染めながら なんで今そんなことを聞くのか、理解できずにきょとんと間の抜けた表情で麗奈を見て)