赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>三月兎
(何なんだこの男は。ここまできても暴君、それも中年のじじいを美しいと例えるか。企みがないなんて言葉も信じやしないが自称芸術家だというのもいよいよ怪しくなってくる。しかし、問い詰めようにも態度を崩さない相手を見ればそれも無駄な時間のように思えて、鋭い視線を相手から外し目の前のプリンへ落とす。「舌が痺れるような酒と、朽ちた花弁、――俺が気に入りそうなものは残念ながら今のところないがな。」そう言いながらも、求める手を止めることができず細いスプーンを取ってプリンを食べた。甘いもの続きだというのにくどくないその味は何個でも頬張れそうな気がして「くそ。」と舌打ちをしたのは結局紅茶をはじめ相手の薦めるものが何から何まで己の味覚に心地よく広がるから。プリンを食べ終えれば熱さに気をつけずともよくなった紅茶をごくごく流し込む。残ったナッツの蜂蜜漬けは一拍間を置いて悩んだのち食べないことに決めるが、返す気はないらしく机に置いていた軍服帽の上に乗せることで自分の物だと示しておこう。慣れない甘さを摂取し過ぎて胸焼けがする。それはやけにリアルだが、夢かもしれないという一縷の望みは捨てられず背凭れに体重を預け深く腰かければ「おい。今日はもう寝る。案外奇妙な夢で終わったりするかもしれんからな。起きたら、いつものベッドに戻ってることを祈るばかりだ。」と、狭さは否めないが椅子の質がいいからら座ったままでも辛くはない。ブーツを脱げば行儀悪くもその足をテーブルの上に放り、一応ティーカップなんかに当たって落とさぬように気をつけつつ、すっかり寝る姿勢を作り上げては最初よりも視界に捉えるのが嫌じゃなくなった端正な顔に視線向けてからゆっくり瞼を閉じた)
――夢じゃなけりゃあまた会おう。
(/亀レスで申し訳ありません。長時間楽しい時間を提供していただきありがとうございます。翌日に飛ばそうかと思うのですがきりもいいですし、時間的に主様が落ちるようであればこのまま終了してくださっても構いません。主様のご都合に合わせたいと思っております。)
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