赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>白兎
えぇ、あたくしもそう思いますわ。此処に来てから見るもの聞くもの、素敵な事ばかりですもの。勿論、貴方も含めて。(小さな気泡がグラスの底から静かに上昇していくのを眺めていた瞳は再び彼の表情へと向けられ、未だ張り詰めたままのその面持ちを確認する。ふっと窓の外へと向けられる視線、それを追いかける様にして降り止む気配の無い白い雪がちらつくその景色を見詰めれば悪い時期ではないと言う言葉に相槌を打ち、戻ってきた視線を見返すタイミングに合わせて後者を続け。掲げられるグラスに応える様、此方もすっと同じ動作を返してからシャンパンを一口。鼻へ抜ける上品且つ爽やかな香りと舌に心地良い微炭酸に表情を緩めつつ、どうやら会話は不得手と見える彼の様子にも特段怯んだ素振りも見せないままに「唯の挨拶で終わってしまうなんて、味気ないと思いませんこと?あたくしがこの場を楽しめる様にと、もしほんの僅かでも思って下るなら、このシャンパンを一杯飲み終わるまで付き合って頂けないかしら。」と持ちかける。そうなみなみと注がれている訳でもなく、量にすれば決して多くはない一杯のシャンパンをちらりと見遣り「ふふ。気が進まなければ、自己紹介の代わりにあたくしの質問に答えて下さるだけでも構わなくってよ。初めは…そうね、貴方のお仕事をお伺いしようかしら。」、彼が苦手ならば此方から、とばかり半ば強引に会話を始める始末で)
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