赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ハンプティダンプティ
ああ。そうよねぇ(ゲラゲラと響く笑い声は自分の発言を否定し、それに対して感じたのが納得と安心感というのは失礼なのだろうがそもそも訝しんでいたのだからそんな気持ちは持ち合わせておらず、人差し指で作った小さなバツ印を一瞥して「あなたの指先が口より器用なのかと思って驚いちゃった」胸に手を当てるオーバーな仕草を取りそんな事までしれっと続けて。森、と言われて頭に浮かぶのは銀河の塔、森を抜ければ遊園地、そこにあると話だけは知る建物や施設の名前。更に森の奥にはお菓子屋さんまであるというのだからそれを知らない自分はなんて勿体ない事をしているんだろうという気持ちにもなってきて「そうね。ミスターがあたしを忘れないうちには……」忘れないうちには行く。どうやら気分屋でコロコロと頭の切り替わるらしい相手だからそう言ってやろうと思っていたのだが、遠慮なしに向けられた人差し指と回り込んで続けられた言葉に思わず口を閉じ二、三度と大きく瞬き。一拍置いて今度をゆっくりと瞬き相手を見れば「庭のアリスが来たら、財布が空でも構わない……かと思ったのだけれど。本の読み過ぎかしら?」まさか名乗ったら無一文にされてしまうとは。元の世界で使い古される決まり文句と真逆の宣言をびしりと決められてしまうのは想定外で、最後に軽く傾げた首を戻せば向けられた人差し指に自分のをそっと合わせ「でもまあ、その渾名はちょっと気に入ったわ。そっちこそ、あんまりハイになって忘れないでいることよ」にんまり笑うと弾くように指を離して、バイトをしたければメイドに声をかけるんだったかと考えるでも考えながらまたツリーを見上げて)
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