赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>蜥蜴のビル
おっ、服貸して貰えるのか。良かった、折角パーティーやってるのに参加出来ないなんて、残念な思いする所だったよ(普段服装に関して無頓着である事がこんな所で裏目に出るとは、と一度はほんのり後悔させられていたものの、まだパーティーに参加する為のチャンスは残っていたのだと分かると素直に喜んだ。感情を隠すと言う点においてはまだまだ未熟、驚きも喜びもはっきりと表情や仕草に表れている。部屋へと向かう道中、またあの長い舌がちらつきはしないだろうか、と尽きそうも無い興味の色をありありと宿した瞳で相手の横顔を観察し。名を伝えるその声を聞いて初めてまだ互いの名前も知らなかったのだと言う事を思い出せば「蜥蜴…成る程、それで舌が長いのか!格好良いよな、蛇とか蜥蜴とか。さっきから俺の事アリスって言うけど、それ女の子の名前だろ?俺はゼノって言うんだ」と、此方もまた今更ながらにそう口にして。相手と出くわしてから事はとんとん拍子に進み、結局事情はよく分からないままながらも一先ずパーティーには参加出来そうだと言う思いが時折浮かび上がって来そうになる不安を打ち消した。追い払う様な手つきに対し、此方はにこやかに手を振り返せば「分かった、すぐ着替えて来る。ありがとな、蜥蜴のお兄さん」とメイドに連れられ部屋の中へ。待たせていると言う意識があれば、元々着替えにそう時間を掛けるタイプでは無かったが普段よりもいくらか急ぎ足になる。それから程なく、可能な限り急いだつもりで勢い良く扉を開けたのは白とグレーのストライプシャツにワインレッドのネクタイ、濃紺のベストと深いブルーのジャケットにパンツ、そして焦げ茶色の革靴と言う装いに着替えた姿。髪もそれに相応しくワックスを使い後ろへ向かって流す様に軽く整えられていて)待たせた!これで俺も出られそうかな、クリスマスパーティー。
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