赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ユニコーン
(予想していた返事とは違っていたが、どうやら先の自分の質問に対しては否定的な答えが返ってきているらしいと理解すれば眉間に寄せていた皺がまた僅かに濃くなった。昼寝は好きだがいつまでもずっとこの得体の知れない場所で暮らせと言われてはかなわない。もしこれが夢なのだとしたらどうしてこんな性質の悪い夢を見てしまったのか見当もつかないが、せめて早々に覚めてくれ。と、そんな思いからか無意識の内に頬を抓ろうとした指先が自身の頬へと伸びていて。そんな矢先、先程までふわふわと掴み所がなく到底理解など出来そうも無かった相手の言葉が幾らかきちんと説明の形を成したものへと変わったのが分かると、頬を抓ろうとしていた手を下ろして大人しくその話に耳を傾ける。一通り聴き終わってどうだったかと言うと、やはりさっぱり分からない。しかし先程までと違うのは、わからないものはわからないのだから仕方がないとある種吹っ切れたと言う点のようで、はー…と深く長く息を吐きながら一度空を仰いだかと思えば「まぁ良い…どの道何の話か分からねぇし、この場所は俺も居心地悪い」とそれだけ伝えて相手が指した方向、堂々と大きく聳え立つ城の見える方へ向かってだらだらと歩き始めて)
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