赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ユニコーンさん
(体の芯が冷えてしまいそうな雨に当たっていたあの状況から、あたたかい部屋と着替え、更に人のやさしさに触れているとなれば、クマの頭を撫でながら温かい風の心地よさにうとうとしそうになるのを堪え。雨の独特な土の臭いと、昨日髪を洗った時のシャンプーの臭いが混じったような香りに、相手のやわらかなそれが入り込んでくるようで、すん、と鼻を利かせた。ドライヤーの風が止むとはっと目を開き、今度は相手が髪を結わいてくれる手つきに大人しく背を伸ばし。「おそろい?」髪がまとまっている辺りを指でそっとなぞれば、確かにクマの首に巻かれている物と同じ感触。色は見えないけれど、きっとそれも同じなのだろう。「えっとね、蜂蜜がいいわ。今日はお散歩をしていて……兎さん、兎さんって、あの黒いお耳の?」きょろきょろと部屋を見回し早くリボンを確かめたいと逸る気持ちを抑えながら答えていると、相手の言葉に此処へ来たばかりの時を思い出してはっと振り返って立ち上がり。それから相手の元へ行きツン、と服の裾を引っ張って「鏡が見たいの。どこにある?」と首を傾げ)
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