赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ユニコーン
っ……(恨めしそうな眼差しを目の前にして、相手に見せているのはいつも通りの無表情。それでも、何処となく面白がっているのがどうやら伝わってしまったらしいと思い知る事となった相手の行動に思わず小さく呻き。「…何だよ、」なんてぶっきらぼうに言ってみせたものの、こんな時間は決して悪くないとそう思っている。穏やかで、温かい、誰かと一緒に過ごすそんなゆったりとした時間の流れを心地良いと感じる時。不思議といつも、傍に相手の存在があるような気がする。正体こそはっきりしないものの、相手が己にとって何らかの特別な意味を持つもつ存在である事は次第に、少しずつではあるが明らかになりつつあった。だからこそ心配せずにはいられないし、元気で居て欲しいと、素直にそう思うのだ。日頃は必要以上に正直者であるはずの口も、照れ臭さに負けてすっかり素直さを欠いている。隠しもった真心を言葉には出来ない代わりに、相手の確かな思いを受け取ったと言わんばかり、寄り掛かっていたテーブルから離れたかと思えば相手の傍を通り過ぎざまに片手でくしゃりと頭を撫でた。向かう先は部屋の隅に置かれたベッドの上、夕食までにはまだ少し時間がある。「歩き疲れて眠い、寝る。」と、背を向けたままそれだけ告げるなりごろりとベッドの上に横になった。お前も来い、なんて気の利いた台詞はまだ出てこない。それでも、黙ってこっそり一人分のスペースを空けていた事に相手が気がつく瞬間はもうすぐそこにあるのかも知れない)
(/キリも良さそうでしたので、勝手ながら回収気味の文章を書かせて頂きました…!素敵なひと時に夢中になるうちすっかり遅い時間になってしまい…ご負担になっていないかどうか心配しつつ、本日もありがとうございました!本日はそろそろお暇させて頂きます。また交流出来るのを楽しみにさせて下さい…!それでは、お休みなさいませ。どうか素敵な夢が訪れますように…!)
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