赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ユニコーンさん
(この世界にも慣れてきた頃合、ほんの少し散歩しようと訪れた森でまんまと迷わされてしまった。二進も三進も行かず立ち往生していると更に雨雲まで森の味方をするように姿を現して。木の下とは言え隙間から降り注ぐ雨や葉を伝う雫が風に乗って体に当たればあっという間に服はびしょ濡れ。どうしたら良いのか分からず泣きそうになっていたところへ声を掛けられれば、はっと振り返り。「あなたは……あなたは、妖精さん?」砂糖菓子のように甘い色をたくわえた髪は柔らかく触り心地が良さそうで、手に持っている傘は魔法のように色を変えている。まるで意味を成さないものの、せめてこの子が濡れないようにとクマの体をぎゅっと抱きしめるようにしていた腕の力が緩まると同時に、くしゃん、とクシャミをひとつ。「帰り道が分からなくなっちゃったの。妖精さんはお城への道を知ってるかしら」ずず、と鼻をすすってから、再びクマを抱き締め直して首を傾げ)
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